栄養補助食品

栄養補助食品 えいようほじょしょくひん サプリメント、あるいは健康食品、健康補助食品ともいう。一定の規格基準や表示基準をさだめた「保健機能食品制度」では、栄養補助食品は特定保健用食品(個別認可型)や栄養機能食品(規格基準型)とは別の、栄養成分含有のみを表示した一般食品に分類されている。現在、健康食品(保健機能食品ではない)を定義する法律などはなく、日本健康・栄養食品協会では、一般的に保健、健康維持の目的でもちいられ、通常の食品とはことなる形態の粒状、カプセル状などの食品を、いわゆる健康食品などもふくめて健康補助食品としている。

栄養補助食品などサプリメントの市場規模は年々拡大し、若い人では3人に1人が利用しているとされている。その背景として、飽食の時代といわれる一方で、いそがしい現代人の食生活がレトルト食品やファーストフードなどの外食で簡単にすませてしまう傾向にあり、規則ただしく栄養のバランスがとれた食事ができる機会が減少していることがあげられる。また、肥満や糖尿病、循環器疾患など生活習慣病の発症率が年々高くなっている一方で、ビタミンやミネラルなどの栄養成分が不足し、欠乏症にまではいたらないが潜在的な欠乏状態におちいり病気に対する抵抗力が弱まって、生活習慣病となる恐れのある人が存在している。

アメリカではふえつづける医療費を背景に、健康・栄養補助食品に関する「栄養補助食品教育法(DSHEA)」が1994年に成立し、ビタミンやハーブのラベル表示、販売の際の規制緩和などがおこなわれた。その結果、大幅に市場規模が拡大したが、死亡事故が発生して健康被害も頻発したため、現在は法案の見直しと規制強化にむかっている。日本でも、栄養補助食品での健康被害はあとをたたない。2002年(平成14)11月国民生活センターは、脳の血行をよくし認知症(痴呆:ちほう)の防止に効果があるとされるイチョウ葉エキスをつかった健康食品20銘柄をしらべた結果、12銘柄が皮膚炎などをひきおこすアレルギー物質のギンコール酸を高濃度にふくんでいたと発表した。このように栄養補助食品は、現代人の食生活の問題を解決するひとつの手段として注目されている反面、その利用についてはじゅうぶんな検討が必要である。

日本で販売されている代表的な栄養補助食品には、ビタミン、ミネラルなど栄養素の補給を目的としたものが多い。また、体のリズム、疾病予防・回復をうたったものや栄養補給を目的としたものもある。形態は錠剤タイプのものが多く、単独の成分のものと何種類かの成分を混合したものとがある。

ビタミン類では、脂溶性のものとしてβ–カロテンやビタミンEが多く、ビタミンAやDは過剰に摂取すると障害をおこす危険性があるので種類が少ない。一方、水溶性ビタミンでは、B1、B2、B6、B12、葉酸、ナイアシン、ビオチン、パントテン酸などB群のビタミンやビタミンCを混合したマルチビタミンが多く市販されている。ミネラルでは、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、セレン、クロムを単独または不足しやすいビタミンとくみあわせているマルチミネラルの栄養補助食品が多い。ミネラルは過剰に摂取すると障害をおこしたり、また他のミネラルとのバランスがくずれることもあるので注意が必要である。

そのほかの成分として、抗酸化成分(ポリフェノール類など)、EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)、レシチン、共役リノール酸などの脂質成分、DNA、RNAの核酸、食物繊維、オリゴ糖、ヒアルロン酸、コラーゲン、アミノ酸(ロイシン、バリン、g–アミノ酪酸(GABA)など)などがある。また、天然物を乾燥、抽出して濃縮したものや発酵物には、クロレラ、ビフィズス菌、黒酢、ウコン、アロエ、ギムネマ、ギャバ、アガリクス、スピルリナ、プロポリス、ニンニク、イチョウ葉、はちみつ、シジミ、カキ葉、ドクダミ、プーアル茶、メグスリノキなどの素材がある。

健康を保持・増進するための栄養摂取はあくまでもバランスのとれた食事が基本なので、栄養補助食品を利用するにあたってはみずからの食生活をみなおすことからはじめ、栄養補助食品を使用する場合には、あくまでも栄養のバランスをたもつための食品であって食事のかわりになるものではなく、また病気を治療するための医薬品でもないことに留意しなくてはならない。


Microsoft(R) Encarta(R) 2006. (C) 1993-2005 Microsoft Corporation. All rights reserved.


プチ整形

プチ整形 プチせいけい メスをほとんど使わずに、鼻を高くしたり、シミやシワを取ったり、二重まぶたにしたりする。腫れや内出血が少なく、術後すぐに仕事に戻ることが可能なケースもあり、エステティックの延長で手軽に受ける女性が少なくない。鼻やアゴの造作に使われるのはヒアルロン酸の注射。もともと、人間の表皮にあって、肌に張りをあたえる成分で、効果は約半年持続する。ボトックス(ボツリヌス菌の毒素)の注射によるシワ取りや、レーザーによるシミやシワ取り、特殊なナイロンの細糸を使って二重まぶたにする方法もある。皮膚を切開しての本格的な整形ではなく、効果はそれほど大きくないとされる。レーザーが皮膚に合わなくてやけどをしたり、ヒアルロン酸によるアレルギートラブルもゼロではないという。

(現代用語の基礎知識 2005 より)

Microsoft(R) Encarta(R) 2006. (C) 1993-2005 Microsoft Corporation. All rights reserved.
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。